日本のワイナリーはいつできたか
データ記事 / 公開 2026-08-27
日本のワイナリーを、確認できた創業年の年代から見渡します。新しい造り手が増えている流れと、長く続く造り手の存在を、創業年が確認できた範囲の下限として読みます。
- 1690年代1
- 1710年代1
- 1720年代1
- 1740年代1
- 1820年代1
- 1830年代2
- 1860年代1
- 1870年代3
確認できた創業年だけを数える
この表が数えているのは、本サイトの造り手レコードに創業年と、その根拠となる出典が入っているワイナリーです。創業年を確認できない造り手は、年代の集計に入れていません。したがって、表は日本のワイナリー全体の完全な歴史ではなく、出典をたどれる範囲の下限です。空欄を推測で埋めないという本サイトの方針が、そのまま集計方法になっています。
ここでいう「創業」は、必ずしもワイン造りを始めた年ではありません。酒蔵や農園として先に創業し、後からワインを造り始めた造り手もあります。企業や母体の創業年が公表されている場合は、その意味を含んだ年として掲載しています。ワイン造りの開始年と読み替えず、各造り手のページにある説明と出典を確認してください。
表から見える流れ
表を年代の流れとして見ると、古くから続く造り手が残る一方、近年にできた造り手がまとまって現れています。これは、ワイン造りを始める主体が増えてきたことを示すデータ上の特徴です。ただし、創業年が確認できていない造り手が別の年代にいる可能性もあり、確認済みの分布をそのまま全国の実数とみなすことはできません。
| 創業 | その10年でできた | 累計 |
|---|---|---|
| 1690年代 | 1 | 1 |
| 1710年代 | 1 | 2 |
| 1720年代 | 1 | 3 |
| 1740年代 | 1 | 4 |
| 1820年代 | 1 | 5 |
| 1830年代 | 2 | 7 |
| 1860年代 | 1 | 8 |
| 1870年代 | 3 | 11 |
| 1880年代 | 3 | 14 |
| 1890年代 | 5 | 19 |
| 1900年代 | 5 | 24 |
| 1910年代 | 10 | 34 |
| 1920年代 | 7 | 41 |
| 1930年代 | 12 | 53 |
| 1940年代 | 10 | 63 |
| 1950年代 | 7 | 70 |
| 1960年代 | 9 | 79 |
| 1970年代 | 12 | 91 |
| 1980年代 | 14 | 105 |
| 1990年代 | 11 | 116 |
| 2000年代 | 36 | 152 |
| 2010年代 | 160 | 312 |
| 2020年代 | 142 | 454 |
「その年代でできた」は、その年代を創業年として確認できた造り手の数です。「累計」は、表に現れた年代までの確認済みの造り手を積み上げたものです。どちらもワイナリーの現存数や、その年代にワインを造っていた件数を表すものではありません。閉業、事業承継、ブランド変更などの経緯は、個別の造り手の記録で確かめる必要があります。
新しさと歴史を分けて考える
編集部の見立て:新しい造り手が多いことは、日本ワインの歴史が浅いことを意味しません。古い造り手が残り、酒蔵や農園を母体にした造り手がワインへ広がり、さらに新しい主体も加わっています。創業年は優劣を決める指標ではなく、どのような背景からワイン造りが始まったのかを調べる入口です。
気になる年代や造り手を見つけたら、個別ページで創業年の意味と出典を確認してください。ワイン造りを始めた年が別に公表されている場合は、その違いも読み分けられます。確認できていない造り手については、情報が届くことで表の下限も更新されます。
このページの出典
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27本サイトが造り手ごとに創業年と出典・最終確認日を掲載していること
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27本サイトの掲載方針、確認できない情報を未確認として扱うこと
- www.maff.go.jp 2026-08-27日本各地のワイナリーの存在と、ワイナリーの成り立ちに関する農林水産省の紹介