日本ワインとは
最終更新 2026-08-26
「日本で造られたワイン」と「日本ワイン」は、表示の上では同じではありません。国税庁の定義、産地名の読み方、代表的な品種を入口に、このサイトが確認できる事実だけをどう集めているかを説明します。
まず、名前の定義から
国税庁の「果実酒等の製法品質表示基準」では、「日本ワイン」は、国内製造ワインのうち、原料の果実として国内で収穫されたぶどうのみを使い、国内で製造したものを指します。つまり、ぶどうの収穫地とワインを造った場所の両方が日本にあり、原料ぶどうが国産だけであることが核です。
これに対して「国内製造ワイン」は、国内で造られたワインを広く指す言葉です。輸入濃縮果汁や輸入ワインなどを原料にして国内で製造したものも、この大きな区分に含まれます。日本で瓶詰めされたことだけで、日本ワインと呼べるわけではありません。ラベルで「日本ワイン」と明記されているか、原料と製造の表示を確認することが出発点になります。
産地名は何を表すか
日本ワインの地名表示は、単にワイナリーの住所を示す仕組みではありません。表示基準では、ぶどうの収穫地を含む地名を表示できる場合と、醸造地を含む地名を表示する場合を分けています。収穫地を名乗るには、その地で収穫されたぶどうが基準で定められた割合以上使われていることが必要です。収穫地と醸造地が異なるときは、ぶどうの収穫地であることが分かる表示になります。醸造地を示す場合も、収穫地と取り違えない表示が求められます。
このルールがあるため、産地を読むときは、ワイナリーの所在地、ぶどうの収穫地、醸造地を一つにまとめないことが大切です。本サイトの都道府県ページは、掲載している造り手を場所から探す入口です。銘柄のラベルや公式ページに書かれた産地情報と照らし合わせながら、どこで育ったぶどうが、どこでワインになったのかを確認してください。
品種から見る日本ワイン
代表的な品種には、白ぶどうの甲州と、黒ぶどうのマスカット・ベーリーAがあります。甲州は日本固有の品種として紹介され、マスカット・ベーリーAも日本で交雑によって生まれた日本固有の品種です。どちらも日本のワインを語るときに欠かせない一方、国内の畑で育てられているのは固有品種だけではありません。
シャルドネやメルローのような欧州系品種、ラブラスカ系品種、その交配種なども日本で栽培され、各地の気候や造り手の考えに応じたワインになっています。山梨、長野、北海道、山形などのよく知られた産地だけでなく、東北から九州まで各地の造り手が登場するのが、日本ワインの現在です。土地から探すなら、都道府県別の一覧で造り手を見て、品種から探すなら品種一覧で個別の記録へ進めます。
このサイトが持つもの、持たないもの
編集部の見立て:日本ワインを知る最初の一歩は、味の評判を一つに決めることではなく、原料、場所、造り手、銘柄を分けて確認することだと考えています。だから本サイトは、確認できた公式情報に出典URLと最終確認日を付け、確認できない項目は未確認として残します。未確認は、該当しないという意味ではありません。
本サイトが持っているのは、ワイナリーの所在地や連絡先、見学・試飲などの訪問情報、銘柄、品種、店、そして品評会が公表した受賞記録です。受賞については、主催者が公表した「誰の、どの銘柄が、いつ、何賞を得たか」という事実を扱い、独自の点数や星、編集部のおすすめ順位は付けません。現在はワイナリーの写真を掲載していません。見た目の印象で評価を補うのではなく、出典のある情報から造り手とワインをたどれる入口を作ることを優先しています。
最新情報や営業状況は、必ず各造り手の公式ページでも確認してください。ここからは、都道府県別の造り手一覧、受賞アーカイブ、品種一覧を順に見ていくと、日本ワインを「名前」ではなく、確認できる記録のつながりとして読み進められます。
このサイトは全国660軒のワイナリーを、全項目に出典URLと最終確認日を付けて載せています(うち325軒は住所・見学情報・品種まで揃っています)。写真はまだありません。評価は第三者の品評会の結果だけで、編集部が点を付けることはしません。
このページの出典
- www.nta.go.jp 2026-08-27「日本ワイン」と「国内製造ワイン」の定義、原料ぶどうと国内製造に関する表示基準
- www.nta.go.jp 2026-08-27日本ワインと国内製造ワインの違い、品種の紹介、表示基準の趣旨
- www.nta.go.jp 2026-08-27日本ワインに地名を表示できる条件と、収穫地・醸造地の表示方法
- www.maff.go.jp 2026-08-27日本各地のワイン産地と、日本ワインの定義に関する農林水産省の説明
- www.pref.yamanashi.jp 2026-08-27甲州とマスカット・ベーリーAが日本固有の品種であること、品種の背景
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27本サイトの出典主義、未確認情報の扱い、掲載情報の範囲
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27本サイトが第三者の品評会の公表結果を受賞記録として扱うこと
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27本サイトの都道府県別の造り手一覧と、産地をたどる導線