品評会に新しい名前が入ってくる速さ
データ記事 / 公開 2026-08-27
受賞件数が増えたかどうかと、新しい造り手が評価の場に現れたかどうかは、似ているようで別の問いです。ここでは、対象とした品評会の記録を造り手ごとにたどり、初めて受賞した年を数えました。表は、日本ワインの評価が広がる入口を、取り込めた範囲で示します。
- 202612
- 20259
- 202425
- 20237
- 202213
- 20217
- 20204
- 201910
- 20183
- 20176
- 20161
- 20152
受賞件数とは違う指標 既存の受賞件数の推移は、各年にどれだけの受賞記録を取り込めたかを見る表です。出品数、部門の分け方、同じ造り手から出された銘柄数の変化を強く映します。これに対して、初受賞の表が見るのは、これまでこの集計に現れなかった造り手が、第三者の評価に初めて届いた回数です。同じ受賞でも、数える単位が違います。
表では、造り手が最初に受賞した年を起点にし、その後の累計を並べています。累計は受賞件数ではなく、初受賞を確認できた造り手の数です。したがって、すでに何度も受賞している造り手がさらに受賞しても、初受賞の列は増えません。受賞の量と、評価の輪に新しい名前が加わる動きを分けて読むための集計です。
| 年 | その年に初めて受賞した造り手 | そこまでの累計 |
|---|---|---|
| 2026 | 12 | 211 |
| 2025 | 9 | 199 |
| 2024 | 25 | 190 |
| 2023 | 7 | 165 |
| 2022 | 13 | 158 |
| 2021 | 7 | 145 |
| 2020 | 4 | 138 |
| 2019 | 10 | 134 |
| 2018 | 3 | 124 |
| 2017 | 6 | 121 |
| 2016 | 1 | 115 |
| 2015 | 2 | 114 |
| 2013 | 2 | 112 |
| 2012 | 3 | 110 |
| 2010 | 4 | 107 |
| 2009 | 2 | 103 |
| 2008 | 7 | 101 |
| 2007 | 1 | 94 |
| 2006 | 6 | 93 |
| 2005 | 13 | 87 |
| 2004 | 14 | 74 |
| 2003 | 60 | 60 |
初受賞の範囲を決める ここでいう「初受賞」は、このサイトが取り込んだ対象品評会の範囲での初受賞です。取り込み以前に別の品評会で受賞していた造り手でも、この表では対象範囲の記録に初めて現れた年が起点になります。これは造り手にとって本当の意味での最初の受賞年を断定するものではありません。
また、品評会によって結果の公開年、保存されているページ、取り込める項目が異なります。取り込んでいない年がある場合、その造り手の初受賞が実際より後ろにずれる可能性があります。結果が見つからない年を受賞なしと決めず、確認できた最初の記録だけを使いました。
年の並びを見るときは、増えた時期を日本ワイン全体の創業や出品の時期と同一視しないことも必要です。記録が残ること、結果を読み取れること、造り手と銘柄を安全に結び付けられることがそろって、初めて表に入ります。
新しい名前が届くまで 編集部の見立て:累計が掲載軒数のごく一部で止まっているのは、評価される造り手が少ないからと直ちには言えません。そもそも品評会に出品しない造り手が多く、少量生産の造り手は出品に回すワインの量を作れないことがあります。表の小ささは、品質よりも評価の場に現れる条件を映している可能性があります。
初受賞の年を手がかりにすれば、どの時期に新しい造り手が記録へ加わったかをたどれます。ただし、その名前が表にないことは、受賞していないことの証明ではありません。出品の有無、結果の保存状況、銘柄と造り手の照合可能性を分けて確認し、表を評価の全体像ではなく、検証できた入口として使ってください。
このページの出典
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27取り込んだ受賞記録
- jwine-compe.jp 2026-08-27日本ワインコンクールの公式結果
- www.internationalwinechallenge.com 2026-08-27インターナショナル・ワイン・チャレンジの公式情報
- www.sakuraaward.com 2026-08-27サクラアワードの公式結果