日本で最も多く育てられている品種
データ記事 / 公開 2026-08-27
日本の造り手が公表している栽培品種を集計しました。受賞記録ではなく、何を育てているかを、品種を確認できた造り手の範囲から読みます。公表していない造り手は数えられないため、表は下限です。
- シャルドネ213
- メルロー204
- マスカット・ベーリーA147
- ピノ・ノワール124
- 甲州108
- カベルネ・ソーヴィニヨン98
- ソーヴィニヨン・ブラン94
- デラウェア88
- ナイアガラ56
- シラー48
- カベルネ・フラン47
- ピノ・グリ44
受賞ではなく、栽培を数える
この表が見ているのは、品評会で何度受賞したかではありません。各造り手のページや公式情報から、栽培していると確認できた品種を集め、同じ品種を育てている造り手がどれだけいるかを数えています。受賞表と似た品種名が並んでも、こちらは畑と栽培の集計です。
割合の母数も、掲載している造り手全体ではなく、栽培品種を確認できた造り手です。品種を公表していない、公式情報が見つからない、品種名の対応を確定できない造り手は数えていません。そのため、表に現れる造り手の数は、実際にその品種を育てている造り手の下限です。
日本固有種、欧州系、生食用ぶどう
表には、甲州やマスカット・ベーリーAのような日本固有の品種だけでなく、シャルドネ、メルロー、ピノ・ノワールなどの欧州系品種も現れます。日本の気候に合わせて選ばれてきた交配品種や、もともと生食用として栽培されてきたナイアガラ、デラウェア、巨峰なども、造り手によってワインに使われています。品種の由来と、現在どこで育てられているかは別の情報です。
| 品種 | 英名 | 育てている造り手 | 割合 |
|---|---|---|---|
| シャルドネ | Chardonnay | 213 | 47% |
| メルロー | Merlot | 204 | 45% |
| マスカット・ベーリーA | Muscat Bailey A | 147 | 33% |
| ピノ・ノワール | Pinot Noir | 124 | 28% |
| 甲州 | Koshu | 108 | 24% |
| カベルネ・ソーヴィニヨン | Cabernet Sauvignon | 98 | 22% |
| ソーヴィニヨン・ブラン | Sauvignon Blanc | 94 | 21% |
| デラウェア | Delaware | 88 | 20% |
| ナイアガラ | Niagara | 56 | 12% |
| シラー | Syrah | 48 | 11% |
| カベルネ・フラン | Cabernet Franc | 47 | 10% |
| ピノ・グリ | Pinot Gris | 44 | 10% |
| ヤマ・ソーヴィニヨン | Yama Sauvignon | 38 | 8% |
| その他交配品種 | Other hybrids | 37 | 8% |
| 山ぶどう | Yamabudo (wild grape) | 35 | 8% |
| アルバリーニョ | Albariño | 32 | 7% |
| キャンベル・アーリー | Campbell Early | 31 | 7% |
| ケルナー | Kerner | 31 | 7% |
| リースリング | Riesling | 30 | 7% |
| 巨峰 | Kyoho | 28 | 6% |
| ツヴァイゲルト | Zweigelt | 28 | 6% |
| ゲヴュルツトラミネール | Gewürztraminer | 23 | 5% |
| シャインマスカット | Shine Muscat | 18 | 4% |
| プティ・ヴェルド | Petit Verdot | 17 | 4% |
| プティ・マンサン | Petit Manseng | 15 | 3% |
| ピオーネ | Pione | 14 | 3% |
| スチューベン | Steuben | 13 | 3% |
| タナ | Tannat | 12 | 3% |
| ブラック・クイーン | Black Queen | 12 | 3% |
| セイベル | Seibel | 11 | 2% |
表の先頭に現れる品種は、受賞が多い品種と同じとは限りません。受賞の集計は銘柄名に品種名が出るかどうかに左右されますが、栽培の集計は造り手が品種を公表しているかどうかに左右されます。それぞれの表は、異なる問いに答えています。
「多い」と「人気がある」を分ける
編集部の見立て:育てている造り手が多い品種は、日本の気候や栽培条件に適応させやすい品種でもあると考えられます。ただし、それは消費者から人気があることや、ワインの品質が高いことと同じではありません。栽培のしやすさ、契約栽培の有無、造り手の経験、地域の歴史など、採用される理由は複数あります。
気になる品種については、品種ページで栽培している造り手と受賞記録を分けて確認してください。表に載らない品種や、品種を公表していない造り手も含め、確認できた範囲とまだ分からない範囲を読み分けることができます。
このページの出典
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27各造り手が公表する栽培品種と、その出典・最終確認日
- nihon-wine.vercel.app 2026-08-27本サイトの品種一覧と品種名の対応
- www.nta.go.jp 2026-08-27甲州、マスカット・ベーリーA、欧州系品種、ラブラスカ系品種などの位置づけ
- www.maff.go.jp 2026-08-27日本で栽培されるワイン用ぶどうと、マスカット・ベーリーAの紹介